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支払調書が必要になるケースとは?

支払調書とは、税務署への提出が義務付けられている法定調書の一種であり、一般的には「報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書」のことを指します。
特定の業務を遂行したフリーランスなどの個人の取引先に対して報酬を支払った場合に、業務の発注者が支払調書を作成・提出します。

 

なお、支払調書は、法定調書の一つである源泉徴収票と「報酬の支払い状況を記載する」といった役割が共通していることから混同されやすいものの、異なる点も存在しています。
例えば、源泉徴収票は報酬を受け取る側に対する交付義務がありますが、支払調書は報酬を受け取る側に対する交付義務はありません。

 

支払調書の作成が必要になる主なケースは、以下の3種類です。

 

■原稿・講演・デザインなどに対して報酬を支払う
原稿や講演、デザインなどを依頼して報酬を支払う際に、同一人物に対する年間支払額が5万円を超える場合には、支払調書を作成する必要があります。
具体的には、分筆に関する業務、イラスト、写真、デザイン、挿絵、脚本、著作権の使用、講演・教授・指導、通訳、校正など、クリエイティブな仕事に関係する依頼は全般的に対象となります。
ただし、コンクールの開催時に支払われる賞金や選考料などは対象となりません。

 

■芸能関係者に対する報酬
芸能関係者に対して報酬を支払う際に、同一人物に対する年間支払額が5万円を超える場合には、支払調書を作成する必要があります。
こちらの「芸能関係者」には、各種媒体で活躍する芸能人やモデルはもちろん、監督やプロデューサーといった制作関係者、さらにはYouTuberなども該当します。
また、プロ野球選手やプロゴルファーなどのプロスポーツ選手に対して報酬を支払う際も、芸能関係者と同様の条件を満たす場合には、支払調書を作成しなければなりません。

 

■事業広告・宣伝に支払う賞金
事業の広告・宣伝のために賞金を支払う際に、同一人物に対する年間支払額が50万円を超える場合には、支払調書を作成する必要があります。
こちらの「事業広告・宣伝に支払う賞金」には、主にクイズ番組や一般人が参加する歌唱コンクールなどでスポンサーから提供される賞金が該当します。

 

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税理士・公認会計士紹介

坂口勝啓税理士の写真
税理士・公認会計士 坂口 勝啓 Sakaguchi Katsuhiro
  • 所属団体

    2018年8月~  税理士会 東京会四谷支部 登録番号(136469)

    2010年10月~   日本公認会計士協会 東京会 登録番号(024618)

    2019年4月~  東京都トライアスロン連合 世田谷支部 監事

    2021年6月~  TKC全国会 四谷支部

  • 座右の銘
    • 士業は黒子であり、主役は事業会社・個人事業主である。我々はサポートするのみで、脇役に徹するのみである。
    • 目指すはよろず相談所、真摯なご相談は断らない。
  • 経歴
    • 1973年 6月  兵庫県尼崎市にて生を受ける
    • 1989年 3月  私立関西学院中学部卒業
    • 1992年 3月  私立関西学院高等部卒業
    • 1996年 3月  関西学院大学商学部卒業
    • 2003年 10月   公認会計士試験2次試験合格 公認会計士補登録
    • 2003年 10月   有限責任 あずさ監査法人入所
    • 2010年 2月  公認会計士登録
    • 2018年 7月  有限責任 あずさ監査法人退所
    • 2018年 8月  株式会社WARC入社
    • 2018年 8月  税理士登録 坂口税理士事務所開業
    • 2021年 2月  株式会社WARC退社
    • 2021年 3月  シンシア監査法人入所

    ◆2003年10月~公認会計士2次試験合格後、有限責任 あずさ監査法人入所

    主に、IPO監査業務に従事。IPO累計8社。

    その他、監査業務の他、IPO業務開発、セミナー運営、新規事業開発等を担う。

    ◆2018年8月~株式会社WARCに入社

    IPO監査の経験を生かし、IPOコンサルティングに従事し、IPOに関するPM業務や監査法人、証券会社対応について会社のサポートを行う。その他ハンズオンでの経営管理体制の構築に従事。

    ◆2018年8月~坂口税理士事務所を開業

    法人・個人の税務顧問を担当する際には、従前の顧問税理士業とは一線を画し、ただの記帳代行・申告書作成に留まらず、書面添付の実践、経営サポート、補助金・融資支援等、法人・個人がどんなことでも相談できるよろず相談所的な総合サービスを提供

    個人では、法人設立支援や、YouTuberをはじめとした個人事業主の税務面でのアドバイスを行う。

    法人では、創業社長からバトンを受け取った後継社長への事業承継プランの作成を行うなど、様々なご相談事項についてサポートを行う。

    ◆2021年3月~シンシア監査法人に入所

    IPO監査業務に従事するほか、IPO業務開発担当として日々IPO希望クライアントとの面談に従事。

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事務所名 坂口税理士事務所
代表者 坂口 勝啓
所在地 東京都新宿区若葉2丁目9-8 四谷F&Tビル101
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定休日 土日祝 (事前予約で休日対応可能です)